「セーフっ!」

あたし達が、教室に着いたのは

遅刻の1分前。

危なかったぁ・・・。

「おっ、璃裡。はよー。」

「おはよ。」

あたしが言うと、和弥君達はニヤニヤしながらあたしを見て

「翔人、足速かったろ。」

と、言ってきた。

「な、なんでっ・・・。」

「さっき窓から見えた。」

「っ・・//」

見られてたかぁ・・・。

うぅ・・。今になって恥ずかしい・・///

あたしが、席に着いて

ふぅっと息をついていると。

「璃裡!これこれ!」

「ん?どーしたの?美瑠ちゃん。」

「璃裡、読者モデルなんかやってたの!?」

美瑠ちゃんは、雑誌を片手に

あたしに詰め寄ってきた。