それから、数日後の朝。

「璃裡姉っ・・・。どーしよっ。」

「ん・・?どうしたの?」

こんな朝早くに・・・。

何があったの?

「これ!これ見て!」

優ちゃんの手には、1枚のメモ書き。

読んでみると・・・

『起きたら、家の前の公園にきて。告白の返事、したいから。by和弥』

と、書かれていた。

「あ、あたしどうしたらいいの!?」

「行ったらいいんじゃない?そうゆうのって待たせちゃだめよ?」

「で、でも・・・。」

「和弥君だって待ってるはずよ?ドキドキしながら。」

だから、行ってあげて?

あたしは優ちゃんに優しく諭した。

確かにドキドキするし

どんな答えが返ってくるのか怖いよね。

でも、それは相手だっておんなじなんだから。


「・・・行ってくるね。」

優ちゃんは、そう言って

走っていった。