「・・お。もう次だぞ。」

「あ、うん。」

人の波に飲み込まれそうになりながらも

なんとか電車から降りる。

翔人が身長高いから

あたしがちっちゃくても大丈夫みたい。




「わーっ♪遊園地ーっ♪」

「ぷっ・・。・・どんだけはしゃいでんだよ。」

「いいじゃん。久しぶりなんだもん。」

もう何年きてないかなぁ・・・。

「・・ほら、行くぞ。」

「うん。」

あたしの手をぎゅっと握って

遊園地の中に入っていく。

「・・・お前、なんか見られてねーか?」

「そう?」

「・・さっきから女子共がお前を見て、きゃーきゃー言ってんぞ?」

・・・?

なんかあたしやったっけ?