長いと思っていた夏休みも

後残り数週間となっていて。

でも、相変わらず太陽は

容赦なくあたしの身体を照り付けていた。

「はーいっ!そこまで!お疲れ様ー。」

「「お疲れ様でしたぁ。」」

今日は朝からモデルのお仕事があって

やっと今終わったところ。

「璃裡ちゃん、よかったよー。」

「ありがとうございますっ。」

「優ちゃんも、暑い中大変だったっしょ?」

「そんなことないですよー。」

たまたまモデルが1人足りないから、といって

やり始めたこの仕事だけど・・・

あたしが載った雑誌が、すっごく売れたらしくて

正式に読者モデルとして、やることになったのだ。

「翔兄、今日も迎えにくんの?」

「うん。それから、遊びに行こうって誘われてるから。」

「へー。相変わらずラブラブねぇ。」

「もー///やめてよー///」

つんつんっとあたしの腕を突っついてくる優ちゃん。