「おっ待たせーっ。璃裡姉、これから一緒にきてくれる!?」

「ほぇ?何で今から?」

「マネージャーさんが、今から急いできてくれないかって。」

「場所は?」

「近くの公園。今日は屋外撮影なんだって。」

モデルさんってやっぱり大変なんだ。

いきなり呼び出しされたり

優ちゃんはいっつもこんなに忙しいのかなぁ?

「ってわけで翔兄っ!璃裡姉借りるねっ!」

「・・公園ってどこの?」

「璃裡姉んちの近くのっ!すぐそこ!」

「・・迎えに行くから。」

「えー?独占欲強いなぁ。」

優ちゃんはそんな会話をはさみつつ

あたしの手をとって、玄関を出た。

いってらっしゃーい!

と、皆の声が背後でした。