「あー。確かにうめーわ。」

「でっしょー?」

なんとか平常心を保つあたし。

頑張ってないと、真っ赤になってにやけちゃうから

ぐっと顔の筋肉に力を入れる。

「ん。さんきゅ。」

「どーいたしましてー。」

あたしも、なんでもないように

ストローに口づけた。

シェイクは冷たいはずなのに

なぜか口の中が熱くて。

自分の手で触った首筋も、いつもでは考えられないほど

火照っていた。

「優?」

「ん?何?」

「お前、顔赤くね?」

「そう?和弥がかっこいいからじゃない?」

「うっせー。」

こうゆうやり取りが出来るのは

あたしの特権。

・・・って

思ってもいいんだよね?