「ぷっ・・・。お前、芸能人みてーだな。」

「えー?そう?よくあるよ、こんなこと。」

「ふーん。すげーな。」

ちっちゃくて、丸っこいテーブルに

2人で向かい合って座る。

こんなこと中々なかったから

ちょっと緊張する。

「あー・・。やっぱり苺シェイクは美味しいわー・・・。」

あまりの苺シェイクの美味しさに

ぽわーっとする。

「そんなにうめーの?」

「うん。」

「んじゃあ1口くれ。」

「えー?じゃあ和弥のもちょーだいよ?」

「お前アイスコーヒー苦手だろーが。」

あ、そうだったね。

あたし苦いの飲めないもん。

「ほら、1口。」

「うー・・。しょうがないなぁ・・・。」

あたしは苺シェイクを

ずいっと和弥の前に差し出した。

「さんきゅー。」

普通の動作でストローに口をつける

和弥。

こ、これって・・・

間接キスじゃん!