「あらー?今日は彼氏さんをお連れで?」

「そ、そんなんじゃないって///」

「お客様?顔真っ赤ですよー?」

「もうっ///」

ここの定員さんは、すごくフレンドリーで話しやすい・・・んだけど

いっつもからかわれたりしてて

ちょっと恥ずかしいときもあったり。

「今日は何をお探しで?」

「新作ー。出てる?」

「はい。少々お待ちください。」

たたっと走って、奥の部屋へと消えていく定員さん。

さーて♪

今日はどんな洋服があるかなー♪

「お前、金あんの?」

「まーねぇ。今読者モデルってのやってて、ギャラあるから♪」

「ど、読者モデル?」

「そー。雑誌とかに載ってるよ?あ、そうそう。今度璃裡姉も誘うんだー。」

「へー。」

そんな話をしていると

定員さんはすぐに帰ってきた。

「お待たせしました。今回はこの4着ですかね。」

「んー。じゃあ1着ずつ♪和弥、見ててね?」

「お、おう。」

ちょっとだけ戸惑う和弥を見ながら

あたしは試着室に足を踏み入れた。