「朝からラブラブっすねぇ。」

「「ほんとほんと。」」

「ケンカされるよりいいんじゃないか?」

リビングに行った瞬間、このコメント。

そんなにイチャイチャしてた!?

「璃裡ー。早く朝ご飯食べちゃってねぇ。」

「はーい!」

いつもの食パンが並ぶテーブル。

あたしはすぐに席に着いて、パンをかじった。

「おいし♪」




「たっだいまぁーーー!」

パンも食べ終わって、1息ついていた頃

優ちゃんがあたしの家に帰ってきた。

「お帰り、優ちゃん。」

「ただいまぁ、璃裡姉。やっと起きたんだぁ。」

「ゴメンね、朝弱くて〔笑〕」

優ちゃん、あんな夜遅くまで

和弥君と口論してたのに・・・

朝からパワフルだなぁ。

「あ、聞いて聞いて!昨日の夜、和弥がさぁ・・・。」

「おい、優!何言うつもりだ!?」

「えー?昨日のことだけど?」

「お、俺何にもしてねーかんな!?」

・・・和弥君・・・。

その焦りっぷりが、妖しいって気づかないのかなぁ・・・?

まぁ、あたしは何があったか知ってるから

いいんだけどさぁ。