賑やかなお昼休みを過ごして。

午後の授業。

「璃裡ちゃんってさぁ、えーご上手いん?」

「んー?日常会話くらいはしゃべれるけど・・・。」

「すっごー!」

まぁ、アメリカに住んでたしね、5年くらい。

「俺、えーごしゃべれねー〔笑〕」

「嘘付けっ!点数いいくせに!」

「うっせー!」

会話だけきいたら、男子と女子

どっちと話してるのかわかんないだろーけど・・・。

あたしのことを

『璃裡ちゃん』

って呼ぶのは女子友。

『璃裡』

って呼ぶのは男子。

わっかりやすーい♪

「璃裡ー。お前教科書持ってんのー?」

「あ、持ってないや。」

「やっぱり。俺の見してやるよ。」

「ありがと。」

やっぱり優しいなぁ、和弥君。

「おい和弥っ!地味に高感度上げんな!」

「うっせー。親切だろーが。」

あたしに話しかけると

なんかいっつもこうなってる。

ケンカ・・・じゃないけど・・

こっちまで楽しくなってくる。