「璃裡・・?なんか変・・だよ・・?」

「な、なんでもないっ!じゃあ、また遊ぼうねっ・・・。」

あたしは、2人の前から

逃げるように走った。

泣いているところなんかみたら

困らせちゃうもん・・・。




「はぁはぁ・・・。」

気づいたら、家の前まで走ってて

息が上がってた。

最近はあまり、走ってなかったからなぁ・・・。

「・・・っ・・。翔人のっ・・ばかっ・・・。」

あたしだけって言ったじゃん!

もしかしたら、あの子は彼女じゃないのかもしれない。

でも、でも

あたしの心の中は

どうしようもなく、嫉妬でいっぱいで。

もう何も考えられなかったんだ。