琉都の顔はすごく綺麗で でも色が白く綺麗な顔が琉都がもうこの世界にいないことを物語っていた。 これ以上琉都を見つめ続けたらあたしはみんなの前で泣いてしまう。 狂ったように泣き続けてしまう、そう思ったあたしは意を決して声を出した。 「すいません、ちょっと二人きりにしてもらってもいいですか…?」 みんなは何も言わず、病室から出ていってくれた。 みんなの優しさが今のあたしにはとても辛かった。