喧嘩してるリビングになんて入れるはずなくて、扉の前にずるずると座り込む。 冷たいフローリングの床が、足の裏の熱を奪っていった。 「なんであなたってそうなの?! 自分だけが大変みたいな言い方して! 私だってね、ご近所さんに指さしてひそひそ言われるのよ?! 人殺しだ、って!」 …お母さん。 「そんな言い方してないだろ! それにな、その程度でうじうじ言ってるような奴に俺の気持ちはわかんねえよ! 会社に噂が広まってから嫌がらせの毎日なんだから!」 …お父さん。