未来と同じように、彼の過ぎ去った道をぼんやりと見つめる。 この道を辿って行けば、藤堂のもとに行けるのかな。 でも、それで私は何がしたいのかな。 ほんとは、このままでもいいって思ってた。 未来ひとりが藤堂と元通りになれれば、それでいいかなって。 だって私は、気づいてしまったから。 藤堂が、好きだって。