渡されたメモの多さに、二手に別れよう、と提案すると首を振られた。 この前みたいに、荷物の重さに私が動けなくなったら大変だから、と。 …そんなところまで気遣わなくていいのに。 結局またデートみたいに二人で歩くことになった。 探し物をしながらだから会話が途切れることもなくて、さっきみたいな気まずさはない。 …なんか、ちょっと楽しいかも。 八割型買い物も終わり、そんなことを思い始めた矢先。