「わかった、俺と上原で明日買ってくる」 嫌な顔一つせずに爽やかな笑顔を向ける藤堂。 少し頬を赤らめて「ありがとう」と軽くお辞儀すると、笹島さんは去っていった。 「じゃあ上原、明日何時にどこ集合にする?」 「え?普通に放課後そのまま行けばよくない?」 きょとん、と首をかしげている藤堂に、再び「え?」と聞き返す。 ちょっとして合点がいったのか、ああ、と呟いて彼は再び微笑んだ。 「明日、休みだよ?」