「言ってくれないの??」


蒼太が来いって言ったのに

それはないよ。


「言えないかも」




ははっそっか。


少しでもほんの少し蒼太の夢に

期待を持った気がした。



だけど違うよね。


もういいや



そう思い出口へゆっくり足を向けた。