Four×loves2


「ごめん…。」


「えっ?」


僕は思わず清水の顔をじっと見つめた。


「私をかばったせいで…。」


清水は僕をみて心配そうな顔していた。


「……大丈夫だから。」



僕は清水にニコッと笑顔を見せた。

だけど、清水は顔を縦には振ってくれなかった。


スカートのポケットから絆創膏を取り出して、

僕の背中にペタペタと貼りだしたんだ。


「心愛がね、よく怪我して帰ってくるの。だから、いつでも止血出来るように絆創膏持ってるのが癖になっちゃって…。」


清水はクスッと笑ってそう話した。

僕も「そっか…」って笑った。