私は自分にの部屋に戻った。


「はぁ~…」


窓を開けてため息をひとつ溢した。

すると…


「何て大きなため息だこと(笑)」


と隣の家の窓から瞬が話しかけてきた。


「キモい…。」


「うわっ。お前を心配して幼馴染み
がわざわざ顔出してやってんのに!!」


「瞬さ…ドキドキするのってどんな時?」


「好きな人といる時。ドキドキすんのは恋だろ?……ってか何だよ?そんな事急に聞いてきて…」


「はぁっ?何でもないわよ///」


全く情けない。

瞬にフラれたら次は息吹くんか…。


私としたことが…

完全に息吹くんに恋してしまった…。


「何だよ、らしくねーな!!」


「私、最低だわ。」


「はぁ!?」


「フラれたからってすぐに他の男に
フラフラ乗りかえるなんて…ねぇ……」


「何だよ。ふざけてんのか?」


「違うわよ。私の男タラシっぷりに呆れてるの…」


「自分で!?」


「えぇ。」


瞬はそんな私を見て

『好きならそれで良いんじゃね?自分の気持ちガンガン伝えていけよ。お前は間違ってねぇ。』

と言っていつもの笑顔で笑った…。



本当は私、もっと…ずっと前から

好きだったのかもしれない…。


息吹くんの事……。