Four×loves2


「放っておけなかったの。」


「それ…僕が言った台詞だよね…(笑)?」


「誰が使ったって大体同じに聞こえるけど私は本気で言ってるの!!足も怪我させちゃったし…」


「…うん。ありがとう…。」


そう言って私にニッコリ微笑む息吹くん。


そんな顔されたら困っちゃうよ。

顔、見れないじゃない…。


「……で、いつ電車動くの!?」


「明日の朝の7時まで動かないって。」


「そっか。じゃあウチに来る?」


「え…?いいの!!」


「そ…そりゃ友達が困ってりゃ助けるわよ!」


私は息吹くんに背中を向けて

ちょっと意地を張ってみせた。


でもね……?



………友達だからなんて本当は嘘だよ。


私はきっと息吹くんだから助けたんだ。

この感情はきっと………



「やっぱり、友達か…。」


「え…?」


今何て言ったの…?


「僕は君がそれを望むならいいけど…。」


息吹くんは困ったように笑った。


何で?何でなの…?

分からない…分からないよ!!