「なめんなよっ!!」
僕は柔道の投げ技で、気絶する程度に倒した。
もう僕にかかってくる奴らはいなくなった。
残るは……
「あんたはどうすんの!?」
ボス的存在の男を僕は睨み付けた。
すると、男は
「うっ…うわぁぁぁ!!スミマセンでしたーっ!!」
と言って走って逃げていった。
「よし…。終わっ…。」
僕が清水の方を振り返ろうとした時だった…!
―――ガバッ…
「息吹くん…。」
僕は後ろから清水に抱き付かれた。
「な…何だよ///」
突然過ぎて僕の顔は真っ赤に染まる。
このドキドキが伝わってしまいそうで怖い…。
「足…大丈夫なの…?」
「うん。」
「何で戻って来てくれたの?」
それは…
「誰が見ても美人、可愛い。そんな、清水を置いてったら誰だって声かけるから…だから……」
「だから何……?」


