Four×loves2


そう言って僕は痛めた足を早く動かした。

だけど、自販機がなかなか見つからない……。


僕はぐるぐると色々な場所をさ迷って

結構な時間が経ってしまった。



清水、1人だけど大丈夫かな…?







ーーーーーーーーー真凛sideーーーーーーーー



「姉さん、綺麗だね。俺らとどっか行かない?」



男十数人の団体が1人で立っている私を見て、

へラヘラっと笑いながら私に近づいてきた。


「遠慮します。連れがいるので!!」


私は冷静に断って彼らの前をわざと

通りすぎようとした。


…………だが、


やはり、男達も諦めないわけで…


「どこにいんの?いないじゃん!行こーよ?」


としつこく、私の腕を掴んで付きまとう。


「嫌だって言ってんでしょ!!」


私は腕を振り払うように抵抗したけど

やっぱり男の力にはかなわない………


「ちょっとだけだって!!」


「やめてっ!!」


お願いっ……助けてっ………


「息吹くんーーっ!」



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―――ドタン…。



僕は急いで清水の腕を掴もうとしてる男を

掴んで地面に叩き付けた。


「えっ…?息…吹くん?」


「僕の彼女に何してるの?」


僕は男達の方を睨み付けた。


「なんだぁ…このガキ!?」


「かかれ~!」


僕に向かって十何人かの男がかかってきた。


「僕も甘く見られたもんだね…。」



僕はクスッと笑って、目の前で1人1人

倒していく………。