Four×loves2


「触っちゃ駄目だって…言ったじゃない…。」


心配そうにしてる清水。


「ごめん……。僕…瞬じゃないけど…こうすれば元気…出るんじゃ…ないかって…。」


ただほっとけなかったんだ。


「あんたはやっぱ心愛と似てる…」


「君だって瞬とそっくりだ。」


ツンツンしてる所が特に!!


「そう言えば清水さ…………」


「何よ?」


「僕、その台詞、けやき祭でも聞いた。」


僕は思わず笑ってしまった。


そんな僕を見て、清水は小さく笑って



「もぉ……はい。肩掴まって。」


と僕に肩を貸してくれた。


「どうも//」


僕はクスッと笑って清水の肩につかまった。


『近い距離だからドキドキしたって仕方ない』



肩を借りた僕は自分にそう言い聞かせ、

又同じ道を踏み出したことに気付いて、

知らないフリしたのかもしれない。


好きという気持ちを……。



「僕、何か飲み物買ってくる。清水何がいい?」


「ちょっと…大丈夫?」


「大丈夫だって言ってるじゃん。何がいい?」


「それじゃあ…オレンジ…。」


「ぷはっ…子供だな、清水っ!!」


「うるさい!!早く戻って来てよ!!」


「はいはい。」