Four×loves2



―――ドッ!!


2人して、大分下の方まで落ちてきてしまった。

僕は清水を抱きしめたままで、

足に釘が打ち付けられたような痛みが走った。



「っ………息吹……くん大丈夫……?」


清水は僕の体を少しだけ起こして、

僕に声をかけた。

…痛い………。


「ねぇっ……ちょっと息吹くん!?」


「ハァ…しみ…ず。」


ヤバい………痛みで喋れないや…。

清水が僕を見て泣き出した。


「息吹くん、足…っ。やだ…
どうしよう…ごめんなさい。私っ…」


清水の涙か僕の頬に落ちてくる。


「……っ……だ…大丈夫!」


僕はまた、清水に心配かけるわけにはいかない。


「大丈夫じゃないじゃないよ!!血が止まらないじゃない…!どうしようっ……どうしよう…!」


「このくらい…大したこと…。
ほら…………ハァ…ハァ…歩けるって……」


僕は立ち上がろうとした。


でもその時!


―――ズキンッ!!


「うわぁぁっ……。」


痛みが僕を襲う…。くそっ…立てない!!


「私、肩貸すからっ…!!掴まって!!」


「大丈夫…。僕は折れない…。負けたりしない。」


両思いになるまでは…。


―――ポンッ…


僕は清水に瞬しか触ったら駄目だって

言われてた頭をそっと撫でてやった。


「………っ////」


「だからもう…泣くな。笑え…なっ?」