僕がそう言って、清水を連れ出したのは……
さっき、心愛と話した小屋の近くだった。
心愛がいた小屋に来たんじゃなくて、
僕はさらに奥にあった小屋に向かった。
「ここ…何?」
清水は驚いたように僕の方を向いた。
「向こうにある小屋には心愛がいたんだ。
でもこの小屋は誰も使っていないみたい…。」
「な…何がいいたいの!?」
「ここなら作戦が立てられる。それに……」
「それに??」
「この小屋なら誰にもバレない。」
「つまり私達以外は誰も気付かないと?」
「そういう事!」
「いいじゃない、やってやろうじゃない!」
何かヤル気のある清水って迫力ある。
燃えてて、こえぇよ(笑)


