はぁ。


柚に来ないで!って言われたから、俺はこの頃柚の病室に行かなくなった。


はぁ。


柚に会いてぇ。


今、俺は知らない女とダチとゲーセンに来ている。


そしたら、向こうに柚に似たやつがいた。


柚は、病室を出れないから柚じゃないだろう?


と俺は思ってた。


なんて、俺はバカなんだろう?


女「彼方~」


キモいんだよ!!


甘ったるい声を出しても可愛くないし


彼「なんだ?」


女「彼方、女の子のお見舞い行ったんだって?」


ドクン


なんで、こいつが知ってるんだよ。


彼「ああ」


女「確か、柚って子だっけ?なんで、もうお見舞いに行かないの?」


彼「あー。飽きた」


嘘だけど・・・


柚に似ている奴をみたら、悲しそうな顔をしていた。


なんでだ?


女「アハハ やっぱり、彼方最高!この女たらしが!」


ズキッ


確かに女たらしだけど・・・


えっ!?


柚に似ている奴が泣きながら、走って行った。


もしかして・・・


柚・・・だったのか・・・?


俺は、病院に電話した。


そしたら、柚は外出していると言った。


やっぱり・・・さっきのは、柚だ!!