雪「柚ちゃん?」


ん?


ここはどこ?


柚『ここは?』


雪「病院よ」


病院?


あー。


私、倒れたのか・・・


柚『雪ちゃん・・・迷惑かけちゃってごめんね・・・』


雪「もう・・・何言ってるの?迷惑じゃないよ!」


雪ちゃん・・・


ありがとう。


雪「あっ。今日、珍しいお客様が来ているわよ」


珍しいお客様?


誰かな?



ガラッ


彼「久しぶり」


えっ・・・


彼方・・・?


そう。


何故か、彼方がいた。


柚『な・・・んで?』


彼「柚が倒れたって聞いたから」


柚『そう・・・』


彼「柚?」


会えたのは、嬉しいけど・・・


今は、会いたくなかった・・・


雪「柚ちゃん?ちゃんと、話した方がいいよ。私は、病室を出とくから」


柚『えっ!?』


ガラッ


バタン


雪ちゃん・・・


行かないでよ・・・


気まずいじゃんか!!


彼「いつ、退院できる?」


ドクン


柚『いつ・・・って・・・』


この質問は、きついな・・・


彼「ん?」


柚『退院出来ないから・・・』


彼「えっ・・・」


柚『体調悪くなっていってるんだって・・・』


彼「えっ・・・」


柚『私、もう死ぬの・・・』


彼「そんな事言うなよ・・・」



だって・・・


本当の事だし・・・


ガラッ


雪「柚ちゃ~ん!」


ダキッ


柚『うわっ!』


雪ちゃんが急に入っていて、私に抱きついてきた。


柚『雪ちゃん?どうしたの?』


雪「柚ちゃん・・・手術が受けれるようになったの!!」


柚『えっ!?』


雪「柚ちゃんの病気を直せる先生がいたのー!!」


えっ!?


嘘っ・・・


本当に・・・?


彼「柚・・・よかったな」


柚『うん・・・』


雪「柚ちゃん?」


手術を受けるって事は・・・


失敗したら死ぬ・・・


失敗しなかったら、生きれる・・・


どうしよう・・・


柚『雪ちゃん。彼方と2人にして』


雪「わかった」


ガラッ


パタン


雪ちゃんが病室から出ていった。


成功するか、わからないから・・・


彼方に告白しよう!


柚『彼方・・・好きだよ』


彼「えっ!?」


柚『手術で失敗して死ぬかもしれないから、最後に言いたくて・・・』


私の本当の気持ち・・・


彼「俺は・・・」


ドキドキ


彼「俺も











       好きだよ」