「車には気をつけてって何度言ったら分かるの・・・」 私は夏の頭を小さく叩いた。 夏はその頭をおさえながら小さく舌打ちした。 「悪いの俺じゃねぇし」 それにしても・・・。 曉が夏を助けてくれるとは思ってもなかった。 「明日きちんとお礼しとかないとなぁ・・・」 見上げた空は夕焼けで朱色だった。