「で、なんでまた急に恋なんて？相手は誰？」


「杉浦雄大！」



アタシがその名前を口にしたとたん、安藤は



「ぎょええぇえぇぇ!!!!!!!」


と、なんとも気色悪い声で叫び、顔をムンクのなんたらみたいに歪ませた。



「なんだよ、そんな驚いて！」


「無理だろ！え！？あの杉浦！？無理だろ！！」


「２回も言うな！失礼な奴だな！まったく」


こいつ完全にアタシをナメてんなこら