「・・様・・・客様・・・お客様・・・?」 「え・・あ、はい。」 「申し訳ございません。もう、閉店の時間なのでございますが・・。」 あたしの目の前には、ウェイトレスが深くお辞儀をしている。 「え・・・・?」 あたしは、バッと横にある窓から外を見た。 「まっ・・・くら・・・?」 腕に巻かれている、時計を見ると午後9時を指していた。