放課後。 先輩は本当に来てくれた。 「来ないと思ってたの?」 少しびっくりした顔で見る先輩。 その顔ですら愛しくて。 「だって、先輩人気だから・・・。」 「人気者・・・ねぇ。」 少し意味ありげな顔で、チラリとあたしを見る。 「シホちゃんの、視界に俺が入ってればそれでいい。」