甘美な空気があたしたちを包んでいく。 あぁ、また堕ちていく‥‥。 そう思ったとき。 『にゃー』 あたしと、レイのあいだに黒い影が立った。 そして、何事もなかったようにあたしのお腹の上に座り毛づくろいを始める。 「「え‥‥?」」 あたしとレイは思わず間抜けな声を出してしまった。 『にゃ』 小さく鳴いて、レイの方をみつめる猫ちゃん。 「ふはっ」 なんだか笑えてきた。