募る不安と湧き上がる憎しみ。 先輩に本当のことを聞きたかった。 けど、信じたい気持ちのほうが強くて、聞き出せないでいた。 あたしは、携帯を握りしめたまま屋上へ行った。 屋上には誰もいなかった。 上を見上げると清々しいほどの青空が広がっている。 フェンスまで行って生徒会室を覗く。 屋上からは生徒会室がちょうど全部見える。 もちろん向こうからも、だが。 ジッと目を凝らして先輩を探す。