卒業式が終わり、みんな泣いたり。 胸の花をもらったり、第二ボタンやらなんやら。 男子も忙しそうだけど、それを狙う女の子も忙しそうだ。 あたしは、ただ屋上でそれを傍観していた。 エミは、卒業式の後片付けに忙しいらしくここにはいない。 「ちょっと寂しかったんだよー。な~んで俺のもらいに来てくれないかなぁ。」 「だって・・・もうないでしょ?」 あたしを後ろから抱きしめ、少し拗ねたような口調。 ゆっくりあたしを離し、向き合う。 「あれ・・・・。」 「頑張って、死守したんだけど?」