それからの、月日は驚くほど速く過ぎた。 秋の風は、冬の風に変わり。 秋の夕日は、冬の夜空に変わる。 朝登校するときだって、マフラーが必要になったし。 先輩に会ってもちゃんと、目を見れるようになった。 会話は出来なくても、話すことは出来なくても。 ただ、見つめあってお互いに笑うだけ。 これだけだけど、大きな進歩だ。 エミは気づいたみたいで、少しだけ弄られた。 頬を突かれてニヤァッと笑う。 「・・・・!!」 恥ずかしくて、顔が真っ赤になる。