――――――――――――――― ―――――――――――― ――――――――― 「はよ、凌」 「おー、はよー」 走ったおかげで、朝練が始まる前に体育館に着く事が出来た。 そこで早速、話し掛けてきたのは侑大だった。 「凌。知ってるか?」 「………?何の事だ?」 「噂だよ。噂」 ……………噂………ね。 何か面白い噂でもあるのか……? 侑大はそのまま話を続ける。