ピピピ

「ん・・・」

ピピカチャ

「もう朝かぁ」

僕はそういってテレビをつけた


『ニュースです また繁華街で喧嘩があったそうです けがをしてた相手は自分から喧嘩をうったそうです 討ち返したのはクレイジーガールと言っています』

「まったく 僕が悪いみたいに書かないでくれるかなぁ?」

僕はそう言ってテレビを壊した

「これで4個目 麗美を苛つかせないでほしいな」

そう言って制服に着替えた

「麗美はいつになったら笑えるの?」

僕は笑えない

「キャハハハ ちゃんと笑いたいなぁwww」

狂ってる

そう言われるのは慣れた

だって僕は狂ってるんだよ

いや 麗美を狂わしてるのは僕だ


僕は坂井麗美でアリ 坂井麗美は僕である


皆麗美のことをクレイジーガールと呼ぶ

僕が麗美を狂わせる限り

麗美は笑えないのはわかってる

だけど



「麗美を狂わすのが僕の役目」



『もう笑わないで頂戴!!』

『出て行って!!」

『お前の笑顔が憎い!!』

「僕はもう笑えないんだよ麗美」


僕は狂ってなければいけない