「憐れですねえ…」 「ええ」 「最初からそのつもりだったのでしょう?」 「そのままそっくりお返しします。貴方が部屋から出るなんて珍しいですから」 そう言うと、キングはふふふと笑みを零した。 お前も憐れだと言わんばかりに。 そんなのわかってるけどね。 でも抗うしか、生きる術を持たないのだから。 「さて、彼の最後でも見ますかね」 キングは私の返事を聞かぬまま、歩き出す。 私はそれに続いて職務室を目指す。