13日の恋



私の手を引っ張ったのは、悠斗の友達だろうか。


悠斗とは対照的に甘い顔立ちだった。


おずおずと見上げると、その悠斗の友達はにこっと微笑んで「ここは悠斗に任せて」と言った。


「いや、あの…違うんです。あの人悪い人じゃなくて…えっと…」


そう言いながら口籠もると、彼は私の少ない言葉で何かを察したのか「悠斗っ!」と半ば叫びながら悠斗を静止させた。


すると、先ほどの少年が私の方に来た。


「リミットはあと10日。そうしたら、また迎えに来るよ」


私にしか聞こえないようそう言って、少年はすたすた歩いてどこかに行ってしまった。