でも…、と考えて思わず顔がほころんだ。 私が本当は猫であるなど誰が信じるものか。 こんなにも人間らしく普通に暮らしていれば、私は他人には人間に見えているのだろう。 自分でもたまに自分が猫であったことを忘れそうになるくらいだ。 キャッツフードばかり食べていたちょっと前の私。 トイレなんて人前でするのが普通だった。 洋服なんて初めて着た。 まるで、今までの世界が偽りだったかのような…。 そんな気持ちになってしまう。