「じゃあ、今が"あの戦い"から何年目になるか考えてみろ」


えっとー…
何年目だっけな。


『……千年。』



ポツリと俺は呟く。



そこでハッとして顔を上げると




「そうだ。
頭のいいお前ならそれがなにを意味するかわかるな?」



そう父親に言われた瞬間、俺はなんともいえない複雑な気持ちになった。