「…お前にはいるのか?」


「いるよ。…でも、ー番大切な人を守れなかった」


それを今でも後悔している。


でもそれももう終わりだ。


少年のその思い、ちゃんと〝私〟に伝わったから。


「え?」


「あ!圭一!」


そこに男が4人来た。


圭って言ってるし、仲間みたいだな。


こいつをどうするか迷ってたし、ちょうど良かった。


後は任せるか。


「仲間が来たみたいだな。ちゃんと手当てしろよ?じゃぁな」


「待ってくれ!お前は誰なんだ!?また会えるか!?」


「…いつかわかるよ。会いたければ探しな」


そう言って別れた。