俺は5分もかからない内に男達をヤッた。


本当、見た目だけだな。


心も力も強い。


なのに威勢を張る。


ちゃんと考えたらわかるのに、考えないからわからねぇんだ。


「はぁ…。…おい、大丈夫か?」


俺は座りこんでいる男の子に声をかけた。


金髪…これは地毛か?


でも太陽みたいでキレイだ。


「…ああ」


「?どうした?」


「…俺は強くなったと思ったのに…。また守られて…」


男の子の言葉に口の端が上がる。


「それは本当の強さじゃねぇよ」


俺が言える事じゃねぇが…。


何となくこいつに言いたかった。