夜に舞う桜~夜桜~

未だにニコニコと笑う和斗。


この笑みが今はとても憎たらしいよ…。


「こんにちわ〜」


「「「こんちはーーー!!」」」


倉庫、そしてこのカラフルな男達…。


やっぱり天龍の倉庫…ですよね!


どう考えてもそれしか思いつかないもの!


「こ、こんにちは」


すっごい見られてる…。


私が怖がってると思ったのか、和斗が腕をひっぱってある部屋の前まで来た。


こ、この部屋って…。


「やっほ〜」


え!?和斗!?


「連れて来たよー!」


「遅かったですね」


智君……助けようよ…。