「俺も行く!」


「俊…」


「真冬をそんな所に1人で行かせられない!」


俊…。


ありがとう。


気持ちは嬉しいんだけど…。


「…私は大丈夫。何回も行った事あるし。…慣れない土地は、俊には危険すぎる。…時々、戻ってくるから。ね?」


「…わかった。でも!ちゃんと戻ってこいよ!」


「うんっ」


ありがとう。


私は必ずここに戻ってくるよ。


こうして私は大好きな双龍と、大切な人達を残してアメリカに旅立った。



END