夜に舞う桜~夜桜~

…でもどうやって倒すか。


こいつには恨みがいっぱいあるしな。


普通に倒すのは嫌だ。


「よそ見してんじゃねぇよ!」


はぁ…。


その叫びについため息が零れる。


毎回思うけどさ、叫ばねぇと戦えねぇの?


「真冬!!」


「うっせぇな。考えの邪魔すんな」


夜桜とわかっても心配してくれる圭に口元が緩むが、何とか保つ。


あと1歩で拳が当たるというところで軽く避け、その勢いのまま蹴りを入れる。


「うっ!」


あれ?


痛かった?


手加減したつもりなんだがな〜。