「みんなに準備するように言え」


「もう終わってる」


え?早くね?


俺も手伝うつもりだったんだが…。


下っ端たちにまた迷惑かけてしまったか。


後で謝っとくか。


「はぁ…。すぐ行く」


「りょーかい」


舜太はそう言うと、幹部室を出て行った。


15時となると、約束の時間までそんなにないな。


それまでにいろいろと考えねぇと。


「真冬。俺もう行くから、お前はここから出るなよ?」