圭side


カーテンの隙間から覗く光に目が覚める。


…今何時だ?


携帯…は机の上か。


仕方ねぇ、携帯を取るか。


起き上がった瞬間に感じる違和感。


…今視界の隅に黒いものが見えたような…。


ゆっくりと視線を下げる。


「うわあぁぁぁぁっ?!」


横には、なぜか真冬が寝ていた。


ま、真冬?!


いつの間に!!?


昨日寝る時にはいなかったぞ?!


「…ん?…圭…?」


寝起きだからか、目がトロンっとしている。


可愛い…じゃねぇ!


「真冬!起きろ!」


「んぅ…おはよぅ…」


「はよ。で、なんで横で寝てたんだ?」


やっと起きた真冬に、はぁ…と溜め息をつきながら聞く。