近くの空いているスタジオに入る。


ここなら大丈夫。


「あなたは誰?」


そろそろ名前を名乗ってほしいです。


そうしてもらわないと、私は何も出来ない。


『水無月と言えばわかるか?』


水無月!?


その名前に目を見開く。


私の知る中で、水無月は1人しかいない。


忘れるわけがない。


あのニヤついた顔だけはっ。


「風龍の総長…っ」


何であいつが!?


って言うか、何で私の携番知ってるの?


『覚えてたか。水瀬。いや…夜桜』


バレてるし…。


って言うか何でバレたの?