話を聞いていた私は、拳をふるふる震わしながら…。


「元々無口だけど、何か意見言いなさいよ!雅哉!」


私はいつものくせで、雅哉にどなってしまった。


だってさ⁉︎みんな意見出してるのに雅哉だけ何も言わないんだよ⁉︎


普通怒るでしょ⁉︎


「バカッ…」


悠が小さい声で呟いた。


「バーカ」


小さい声で言った雅哉に、私はまた叫んだ。


「雅哉!」


私が雅哉を怒ってると、ドアが開いた。